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アフィリエイトは将来的にも稼いでいける仕事でしょうか?安定的に稼ぐ事は可能でしょうか?
今も昔も変わらず多く頂く質問です。
ぶっちゃけた話『自分は安定している』という幻想こそが一番の不安定の元だと僕自身は思っています。
なぜならば、それは『もしも何かがあったら』という事を考えていない状況だから。
今の時代大企業だっていつ潰れるか分からないし、そもそも安定なんてどこにもないというのが僕個人の考え方です。
とはいえ、冷静に客観視すれば、アフィリエイターと公務員ではどっちが安定して稼げるのか?と言われれば公務員なのは間違いありませんし、2015年と2020年どっちが安定して月300万稼ぎやすかったのか?
と言われれば2015年です。
ですからアフィリエイトを取り巻く状況というのも少しずつ変わって来ていて、以前より安定して稼ぐ事が難しい業界にはなって来ていると思います。
実際自分も最盛期500万近くあった一般アフィリエイト報酬が今は30万程度になっています(アダルト現在月400万前後)
そこで今回は以前と現在では何が違うのか?そして今アフィリエイトで安定して稼ぐ為にはどういう戦略、思想で動いていけばいいのか?という部分を記事にしてみました。
アフィリエイト全般を考察しているので、アダルトアフィリエイトの事については最後に解説する形になります。
安定なんて元々なかった?アフィリエイト業界の歴史を振り返る
毎回毎回過去を振り返る記事を書いていますが、未来を見るためには過去を学ぶ事が一番重要です。なぜなら未来は分からないけど、過去は確定的で、いつも変わらない正解、時代の流れを学ぶ事出来るからです。
ですから、今回もサクっとアフィリエイト業界で起こってきた変化を解説します。この変化のタイミングで稼げる方法、ジャンルというのが変わってきて、そのたびに稼げるサイトというのが変わって来ました。
つまり安定が崩れるタイミングは変化があるときという事です。
携帯アフィリエイト時代(iモード)
まずは携帯アフィリエイト時代。この時代はネットでの買い物をする人はごく僅かで、今一番大きな市場である物販ジャンル(物全体、化粧品、美容用品、サプリ等々)のアフィリエイト市場はほぼ無い状態で、稼げるジャンルと言えば、携帯の着メロ、占いサイト、ポイントサイト、アルバイト求人、情報商材等々でした。
つまり、形がない物が売れる時代でした。
ただし、この時代も長く続きません。スマホの普及に伴い、昔ながらのスマホでの市場というのが徐々に削られて行きました。
これらのジャンルのアフィリエイト市場はむしろ昔より拡大していますが(着メロ除く)携帯電話用の検索エンジン(iモード)とPCの検索エンジンでは全く違うものだったので、この時稼いでいた多くの人が携帯アフィリエイトでは生活出来なくなってしまいました。
これが時代で言えば2005年~2012年くらいの話になります。
ブラックハット時代
次の時代がブラックハット時代。時代で言えば2011年~2016年頃までの話になります。
この頃はネットでの商品購入も一般的になり、ありとあらゆる物がアフィリエイトの対象となって市場も大きく拡大した時代でした。
携帯アフィリエイト時代は月100万も稼げばスーパーアフィリエイターなんて呼ばれていましたが、この頃になると月1000万クラスでようやくスーパーアフィリエイターと言われる位の規模感になります。
この頃はとにかく検索エンジンがリンクによる評価を重視していた時期で、ペンギンアップデート、パンダアップデートなどペナルティーはあったもののそれでもまだまだリンクによる評価が順位に与える影響が大きく、コンテンツ作成能力よりはリンク管理能力が重要な時代でした。
しかし2016年頃からGoogleがコンテンツに対する評価に真剣に取り組んでいった結果。リンクだけに頼って、コンテンツがクソというサイトでは稼げなくなって行きます。
コンテンツ時代
次の時代が2016年~2018年くらいまでのコンテンツ全盛時代。
この頃はコンテンツが極端に評価された時代です。といってもGoogleが本当に良いコンテンツを理解出来る訳でもないので、基本的には文章量勝負。
『おすすめ漫画100選』とか『網羅性の高いキュレーションサイト』とか『とにかくサイトボリュームが大きい何でも書いてある雑記ブログ』なんかが大きく評価された時代でした
市場自体も順調に拡大していてこの頃になると、SEOの知識が無くても、まじめに記事を書いているだけで、月数千万円稼ぐ個人なんかもゴロゴロいたりしました。
これがコンテンツ時代。
しかし、このコンテンツ時代も長くは続きません。文章量=ユーザーの満足度で無い事は明らかだからです。冷静に考えれば、おすすめ100選なんて、何がおすすめなのか全くわかりません。
ですから、こういう雑に文字数だけを追い求めていたサイトというのは今は稼げなくなっています。
アフィリエイトは安定して稼ぐ事が難しくなって来た3つの理由
さて、ここまでザーッと歴史を振り返ってきました。マジでザーッとで、細かい変化をもっと色々あって、そのたびに稼げなくなるサイトが生まれてきました。
ただし、これらの変化で食えなくなったアフィリエイターがいたか?と言えば、確かに少なからずいたとは思いますが、実際の所『その場その場で方法を変えるだけ』です。
確かにサイト単位で見れば稼げなくなってくるサイトも出て来ますが、順位が落ちたとしても全体で見れば誰かのサイトがまたその位置を取るだけ、そして市場も拡大しているのですから、ぶっちゃけ1度月数百万まで稼いだ人でまた就職するまで追い込まれるなんて人は殆ど見た事ありませんでした。
ですから、客観的に見ればアフィリエイトはそこそこ安定している仕事でした。
しかし、2018年の終わり頃から明らかに『アフィリエイトは安定的に稼げる仕事』ではなくなりつつあります。その原因は主に3つあります。
大手企業のアフィリエイト参入
まず1点目は大手企業のアフィリエイト参入が本格化してきたと言う事。以前からサイバーエージェントやリクルートなど、比較的新しい社風の企業はアフィリエイト業界に参入してはいました。
しかし実際これらの大手企業が参入するには、アフィリエイト市場というのは小さすぎました。個人で年1億の売上げがあれば大成功ですが、これらの企業にとって1億程度は誤差の範囲で、真剣に挑戦するには規模が小さすぎたのです。
ある意味、市場が小さいことで、個人が守られていたのです。
しかし、年々市場が拡大してきた事によって、アフィリエイトは大企業が挑戦しても充分な利益を得られる場所になりました。そして、個人規模でアフィリエイト事業としていた人達も貯まったお金でどんどんと組織化するという流れも出て来ています。
その事によって、アフィリエイトが個人の力で稼げる仕事で無くなってきているというのが現状で、今後のこの流れは残念ながら加速して行くと思います。
淘汰されたアフィリエイターが大規模組織に吸収されていくという事も現実にかなり起こっています。
そういう意味ではアフィリエイターとして個人で食えなくなっても、食い扶持あります。
ネットに対するコンプライアンスの強化
2点目はコンプライアンスの強化です。
以前であればネットの情報というのは正しさがさほど求められない場所でした。
ですから、薬事法を無視したアフィリエイトサイトや、コンプライアンス的に問題があるような商品もどんどん販売されており、そんな商品ほど高いアフィリエイト単価が設定されており、そういった商品で多くのアフィリエイターが儲けていました。
しかし、アフィリエイト市場が大きくなったことにより、それら商品が起こす問題点というのが社会的に認知されるようになってきたのです。
ですから現在では、過激な表現を使ったアフィリエイトサイトは広告を貼らせて貰えなかったり、定期購入縛りのあるサプリがASPから消えたりと、アフィリエイターにとって以前よりサイト作りが難しいという状況になっています。
これはどの業界も一緒。なんでもありだったYouTubeが今は過激な動画を削除するように、市場が大きくなればコンプライアンスの強化は行われていきます。
そして、1度強化されたコンプライアンスはに2度と緩む事はありません。
ただ、そうなってしまうと結果的にはあたりさわりないコンテンツしか評価されないプラットフォームになってしまい、最期はそのプラットフォームが死んで行きます。
Googleの大企業優遇のアルゴリズム導入
最期3つ目が、Googleによる大企業優遇のアルゴリズムの導入です。
ネットのコンプライアンスの強化という話をしましたが、これがGoogleにもいえる事です。
以前のGoogleは『俺らは機械的に情報を届けているだけだ、情報の内容についてはユーザーが責任を持って判断してほしい』
という態度でした。
しかし、ネットというのが生活インフラ化した現在においては『間違った情報を流すWEBサイトと同様に、間違った情報を検索結果に載せるGoogle』というのも批判の対象になっています。
そこで、Googleがした事は大企業や権威性のあるサイトの優遇です。
この優遇は情報の正確性が問われる医療分野のサイトから始まりました。検索して貰えると分かると思いますが、例えば『癌』などと調べると個人のサイトは上位に一切出て来ません。
ですから今『癌』というキーワードを取るのであれば医者になって大きな病院を経営していないと無理なのです。
この優遇の範囲が現在どんどん広がっています。昔であれば『脱毛』などのキーワードをアフィリエイターのサイトが埋め尽くしていましたが、現在では公式サイトしかありません。
以前の変動であれば、アフィリエイターのサイトが検索結果から消えて、また別のアフィエイターのサイトが登場するという、業界全体で見れば、プラスもマイナスもない変化でした。
しかし、いまの変動はアフィエイターが上位表示出来るキーワードが単純になくなって行くという変動で、今までの変動とは大きく意味合いが違うのです。
今後Googleが責任を負わなければいけない範囲が増えれば触れるほど、個人運営のサイトの上位表示は難しくなって行く事は想像に難しくありません(昔は爆弾の作り方のサイトとかインデックスされてましたよね)
Googleが検索結果に表示する責任を問われるようになったのです。
今後も安定して稼ぎ続ける為に個人が出来ること
さて!ここまでめちゃくちゃ暗い話になってしまいましたが『アフィリエイトに未来が無いのか?個人で稼ぐ仕事としてオワコンなのか』というと僕自身は、今でも、にもない個人が大金を掴むのであればアフィリエイト以上の仕事はないと確信しています。
そして、市場規模自体は現在も伸び続けているという絶対的な事実はあります。
ですから、個人であっても、これからのアフィリエイトで稼ぎ続ける方法は絶対にあります。
その為の方法は1つや2つではなくて、本当に色々な方法がありますが、ここからは僕が考えるアフィリエイトでこれから10年個人が稼ぎ続ける方法について解説していきます。
検索エンジン以外からの集客を確保する
まずは検索エンジン以外からの集客を強化するという方法。
現在個人で上位表示出来ないワードが増えてきたという話をしました。正直以前であればGoogleから集客出来ない=死というのがアフィリエイトの構造でしたが、現在はTwitter、Instagram、YouTubeなどからの集客がGoogle以上というケースも少なくありません。
むしろ今の10代、20代前半で稼いでいる人達はこれらソーシャルで稼いでいる人が圧倒的に多く、Googleに依存しないアフィリエイトスタイルを確立しています。
僕自身も10年以上アフィリエイトをしている為、検索結果ばかり気にしてしまっていますが、いまはそれ以外にも大きな市場があるという事も忘れてはいけません。
古くからアフィリエイトをしている人であればあるほど、検索エンジンからの集客に拘りがちですが、アフィリエイトはGoogleからの集客だけで稼ぐ仕事ではありません。
個人のブランディングを強化する
二つ目は個人ブランディングの強化。
検索順位に左右されるというのはつまるところ『そのサイトが誰のサイトでも良いから』です。
だから、順位が落ちてしまうと誰も見なくなって売上げも下がってしまう。
でも『この人が書いたサイトだから』という状況になればブックマークからもユーザーは来てくれますし、誰かが直接紹介もしてくれます。
Googleという巨大な集客ツールに今までは頼りきっていましたが、YouTubeだってインスタだって、そのプラットフォーム内だけでユーザーをほぼ集めているのです。
逆に今までボーナスステージだっただけであってサイトの本来あるべき姿はGoogleからの集客に依存しない形だと自分は思います。
大企業が参入出来ないジャンルを攻める
さてここまで『検索エンジン以外からの集客をしよう!個人ブランディングを強化しよう!』
というお話をしましたが・・・検索エンジン以外からの集客といっても、集まるユーザーは購買意欲が高くありません。また個人ブランディングと言っても全ての人が顔を出したり、顔を出して魅力がアップするわけではないわけです。
ですから、ぶっちゃけ机上の空論なんですよねwww
皆が皆YouTuberになれる訳ではありません。そもそも、残酷な事にそういう人間的な魅力が無かったり、コソコソ稼ぎたいからこそ辿りつくのがアフィリエイトだとおもうんです。
僕はそういうタイプだからよく分かります。
と言う事で、これからそんな僕達みたいな人がどういう戦略で戦えばいいか?という事を最終章でお話します。
ぶっちゃけ、アダルトやりましょうって話です。
アダルトアフィリエイトは個人が稼ぎ続けられる市場
今さら、アダルトは需要がなくならない!とか、継続報酬があるから安定するとか!とか、僕、10年以上月100万きった事ないとか。
そんな事は言いません。ここからこれからの時代何故アダルトが稼ぎやすいのかという話をしたいと思います。
大企業が入ってこない
まずはこれ、大企業が入ってきません。先ほども記述したように、現在は正直一般ワードは大企業の独擅場です。
個人では限界を認めざる負えない状況です。以前は僕も脱毛などのワードで僕は上位表示していた瞬間がありますが、いまはあげられる自信はないですし、自信があるという人がいれば、それは勘違いです。
だって、検索結果に個人のサイトなんて1つもありませんもん。
しかし、アダルトはどうでしょうか?例えば、みんなが狙うキーワード『有料アダルトサイト』
大企業のサイトがありますでしょうか?
結論から言えば、全て個人のサイトです。
しかも見て貰えれば分かると思いますが、全部時がとまったようなしょぼいアフィリエイトサイトです。
Googleのアップデート、ペナルティーを受けにくい
これも有料アダルトサイトで検索してもらって、検索結果をみて貰えばいいと思いますが、殆どの上位表示サイトが2015年以前に作成されたサイトで長年、上位表示し続けているサイトです。
つまりアップデートやペナルティーを極端に受けにくいジャンルなのです。
この変の事は以下の記事で詳しく解説していますので、理由がきになるかたはそちらのページも見て頂ければと思います。
個人のブランドが無くても、膨大な集客が可能
インスタグラム、YouTube、Twitter。Google以外からの検索をしましょうという話をしましたが、これらのプラットフォームを使った集客は個人のブランディングが必須です。
基本的には顔を出して、個人が有名になる=集客という構造です。
しかしアダルトの場合はそうではありません。皆さん自分の見ているエロサイトの管理人の顔なんて覚えてもいないし、きにもしていないはずです。
それでも、ブックマークするようなサイトはいくらでもありますし、アクセストレード(ブログ同士の相互リンク)Google以外の集客プラットフォームはいくらでもあります。
まとめ アフィリエイトまだまだ稼げる仕事
さて、この記事を書いている途中(やる気が無いのでこの記事5日くらい掛けて書きましたw)
一般アフィリエイトでは、大変動が起こってアフィリエイトオワコンという話題がTwitterでは盛り上がっています。ただ、とはいえ一般のビックキーワード(数百万稼げるワード)の上位表示が難しくなっただけで、複合キーワード等はいまだに上位表示されるサイトはアフィリエイトサイトです。
アダルトは状況が変わっていないので、僕はアダルトが稼ぎやすいと考えているのでアダルトを勧めていますが、一般ジャンルのアフィリエイトだって、月100万くらいであれば今でも努力すれば高確率で到達出来る数字です。
お金も無い、コネも無い、特殊能力も無い。そんな人達が稼げる仕事がアフィリエイトである事は今でも変わりありません。
『アフィリエイトは安定的に稼げるのか?』誰でも不安になる部分ではありますが、そんな不安を抱えながら、前に進めた人が最後に成功するのがこのお仕事です。そんな頑張れる人の背中を押せるようなコンテンツをこれからも作っていければと思いますので、これからもよろしくお願い致します。